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NEXTREAM21 かつてなく自由にダンスを名乗るための煙が立つ会 2026
JACKSON kaki
テクノロジーダンス さるかに合戦


テクノロジーと身体の不条理を描く
JACKSON kakiによるダンス作品
最後に「ダンス」を披露したのは小学校5年生の体育の授業でした。
運動が苦手なkaki少年はダンスで恥をかいて以降、身体をおもてに出すのではない、別の方法としての「テクノロジー」を用いた表現を行ってきました。しかし、それこそがまさに現代社会における身体のあり方、つまり「隠された身体」だったのです。
そんな人間の身体を用いながら、テクノロジーとの不条理な関係性、特に「暴力・性・死」を描くべく、伝統的な物語「さるかに合戦」に沿いながら、このダンスを踊ります。
「六行会ホールでどのような『ダンス』をつくれますか?」をお題として、ダンス作品のドリームプラン(予算や実現可能性度外視の企画案)を公募する「かつてなく自由にダンスを名乗るための煙が立つ会」。2024年にスタートし、2年間のプログラムを経て、選出6組の中から最終ステージへと進出したJACKSON kakiによる作品が遂に上演される。
日時:2026年4月19日(日)16:00
※開場・受付開始 15:30
会場:六行会ホール(東京都・品川区)
企画・演出・構成
JACKSON kaki

料金:3,500円 ※当日券は+500

会場:六行会ホール
〒140-0001 東京都品川区北品川2丁目32-3
京急本線「新馬場駅」 北口から徒歩3分

アーティスト


JACKSON kaki
1996年静岡県生まれ、情報科学芸術大学院大学在籍。アーティスト、DJ、VJ、映像作家、グラフィッ クデザイナーとして活動する。VR/AR、3DCG、映像、パフォーマンス、インスタレーション、サウンド など、マルチメディアを取り扱い、身体の自然と、バーチャル・リアリティーの概念について制作とリ サーチを行う。


Nextream21
かつてなく自由にダンスを名乗るための煙が立つ会(KJDNKTK)
「ダンス」をかつてなく自由につくりだすアーティストを輩出するためのプログラム。2024年に始動し「六行会ホールでどのような『ダンス』をつくれますか?」というお題での企画案を公募。選出された6組が公開プレゼンテーションを実施。
2年目は進出者3組が選抜され、ディレクションチームをメンターとするクリエーションで企画案を実現可能なものに更新。再び公開プレゼンテーションを実施し、3年目に進出するJACKSON kakiが選出されました。最終年はたった1組の参加アーティストとディレクションチームのトライ&エラーで六行会ホールを会場とした作品発表を行うもの。

ディレクター
塚原悠也(アーティスト/contact Gonzo)
志賀理江子(写真家)
やんツー(美術家)
ディレクター
塚原悠也(アーティスト/contact Gonzo)
志賀理江子(写真家)
やんツー(美術家)
テクノロジーにどうしても抗ってしまうのが私たちが日々格闘しているこの肉体なんじゃないかと。私たちは前のめりで「これはダンスでしょ」と言って憚からないっていう気概があります。かつてなく自由な面持ちで。
3年にもわたるこのプロジェクト、最終的にひとりのアーティストに時間と予算を集約させ作品をつくり今のこの日本でどれくらいの変な(あえて言うけど)ダンスができるのか、そしてそれをダンスという名の池に投げ込もうというもの。この水ほんとうにうまいのか!?とかって思いつつ。かつて山ほどいた変な人たちはどこへ行ったのか。コンテンポラリーダンスの業界が抱えるそもそものリクルート不全問題にメスを入れようとするこのような企画が最終的な局面で生まれるのは必然と理解しつつも正直ギリギリ、シビアなタイミングでもあろう。
様々な情報に囲い込まれ、あらゆる人間の欲望が最適化されながらも、そのスキによくわからない世界が投票によりがっつり構築されて、3年前とは全く違う強度の危機感が目前に。国防とか言って兵器ドローン買ってんじゃねー。つきましては「JACKSON kaki」の作品を皆で希望と責任をもって選び、その男は我々が思ってた2倍の規模感の作品を「こんにちはおれがかつてキラキラしていたらしいコンテンポラリーダンスの世界に間違って紛れ込んでしまったカート・コバーンです全力で頑張ります」とは言ってないがきっとそういう顔つきでいま作品を用意しているはずだ。
3年前の初動から、用意周到、一貫してテクノロジーと身体についてやりたいと言っていた(学校ではやっていたことぼろくそに否定されてたらしい笑)。自分の欲望を見つめそれをどこに投げたら、さらに思ってた以上のことに巻き込まれるんじゃぁないのかという勘、それが「肉体」だと見出したことに私たちは希望を持っている。てめえの都合のいい解釈なんじゃないのかと言われればそらそうだろとしか言いようがないが、テクノロジーにどうしても抗ってしまうのが私たちが日々格闘しているこの肉体なんじゃないかと。こないだ見せてくれたシーンは驚くほど正面から踊っていたが、結果そうじゃなくても私たちは前のめりで「これはダンスでしょ」と言って憚からないっていう気概があります。かつてなく自由な面持ちで。
塚原悠也(KJDNKTK代表ディレクター)



(アーティスト/contact Gonzo メンバー)代表ディレクター
関西学院大学文学部美学専攻修士課程修了後、NPO法人ダンスボックスのスタッフを経て、2006年パフォーマンス集団「contact Gonzo」の活動を開始し国内外で作品を発表。個人として2020年演劇作品『プラータナー:憑依のポートレート』におけるセノグラフィと振付に対し「読売演劇大賞」スタッフ賞受賞。現KYOTO EXPERIMENT共同ディレクター。


(写真家)ディレクター
2008年宮城県に移り住み、その地に暮らす人々と出会いながら、人間社会と自然の関わり、死の想像力から生を思考すること、何代にも溯る記憶などを題材に制作。2011年、東日本大震災での沿岸部における社会機能喪失や、厳格な自然法則の体験は、その後の「復興」に圧倒されるという経験に結びつき、人間精神の根源を、様々な制作によって追及しようとした。


(美術家)ディレクター
1984年、神奈川県生まれ。絵を描く、文字を書く、鑑賞するなど、人間特有と思われるような行為を、機械に代替させる作品で知られる。近年の主な展覧会に、「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」(森美術館、東京、2022)「遠い誰か、ことのありか」(SCARTS、札幌、2021)などがある。
クレジット
舞台監督:湯山千景 音響:齊藤梅生 照明:久津美太地 映像:須藤崇規
協力:小声 宣伝美術:小池アイ子 ビジュアル撮影:Miyo Sally
プロデューサー:花光潤子(NPO法人魁文舎) 企画制作:林慶一