top of page

かつてなく自由にダンスを名乗るための煙が立つ会 2025
​進出アーティスト 企画書(中間報告)公開

六行会ホールでどのような『ダンス』を生み出せるのか?」をテーマに、6組のアーティストがドリームプラン(予算や実現可能性を度外視した企画案)を公開プレゼンテーションした「KJDNKTK 2024」(KJDNKTK=「かつてなく自由にダンスを名乗るための煙が立つ会」)。その中から2025年プログラムへ進出する3組が選出され、塚原悠也、志賀理江子、やんツーの3名のディレクターによるメンタリングを受けながら、クリエーションを継続中。

2025年4月に開催予定の「KJDNKTK 2025」に向け、昨年12月に非公開で行われた中間報告会で企画書を公開!

さらに、ディレクター志賀理江子によるステートメントもあわせて公開!!

cooltext453959439362641.png

KJDNKTK 2025 進出アーティスト:
JACKSON kaki
豊田ゆり佳
涌井智仁

cooltext453957783585066.png

ディレクター
塚原悠也(アーティスト/contact Gonzo)
志賀理江子(写真家)
やんツー(美術家)

 

チケット・会場
icon_lofi.gif

Nextream21
かつてなく自由にダンスを名乗るための煙が立つ会
「ダンス」をかつてなく自由につくりだすアーティストを輩出するためのプログラム。「六行会ホールでどのような『ダンス』をつくれますか?」というお題での企画案を公募。選出された6組が公開プレゼンテーションを実施(本イベント)。
足掛け3年間のプログラムで、2年目への進出者は3組に選抜され、ディレクションチームをメンターとするクリエーションで企画案を実現可能なものに更新。2年目、公開プレゼンテーションを実施し、3年目に進出する1組を選出。最終年はたった1組の参加アーティストとディレクションチームのトライ&エラーで六行会ホールを会場とした作品発表を行うもの。

  • Instagram
  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube
KJDNKTKとは
エントリー・申込方法
cooltext453959439362641.png

アーティスト/中間報告時企画書

JACKSON kaki
1996年静岡県生まれ、情報科学芸術大学院大学在籍。アーティスト、DJ、VJ、映像作家、グラフィッ クデザイナーとして活動する。VR/AR、3DCG、映像、パフォーマンス、インスタレーション、サウンド など、マルチメディアを取り扱い、身体の自然と、バーチャル・リアリティーの概念について制作とリ サーチを行う。

テクノロジーダンス「さるかに合戦」

暴力・性・死を描くために、テクノロジーと「さるかに合戦」を踊ります。

豊田ゆり佳1M - 豊田ゆり佳.jpg

豊田ゆり佳
1999年生まれ。4歳よりクラシックバレエを始める。2017年 立教大学現代心理学部映像身体学科入学。振付家・ダンサーの砂連尾理に師事。 2021 年東京藝術大学美術研究科先端芸術表現専攻入学。2023 年パリ国立高等美術学校 ( École Nationale Supérieure des Beaux-Arts) に交換留学。

ドMの極み

舞台という空間にどれだけ居続けられるか、あるいは居たいと思えるかの実験。

プロフィール - 涌井智仁_edited.jpg

涌井智仁
1990年新潟県(日本)生まれ。東京都(日本)在住。美術家、音楽家、キュレーター。オルタナティブ・スペースであるWHITEHOUSEのディレクター兼キュレーターとして、アンコントローラブルな総合芸術の場の生成を構想してる。主にジャンクパーツやAV機器を用いてテクノロジーの進化の中で捨て置かれた「有機性」を表現している。主な展覧会は、「Junk's Ports」ANOMALY,2023、「電気-音」金沢21世紀美術館,2023、「How to face our problems」代官山ヒルサイドテラス,2023

まひをどりのまに

我々が回転することと地球の回転。そして、我々が跳ぶことと重力、光のトリロジー。

ステートメント
ディレクター 志賀理江子


コンテンポラリーなる時間に生きる、私たちの生身の、ひとつの体はいったいどのように問われているのだろう。

2020年頃だっただろうか、あるニュースを読んだ。インドネシア・ジャカルタの車道で、赤信号になると、全身を銀色に塗った大人や子どもたちが車の前に現れて、彫刻のようなポーズをとって動かないパフォーマンスを行い、わずかな生活費を稼いでいるという内容だった。コロナ禍によって貧困がさらに悪化し、路上で生活する彼らに深刻な影響が及んだ結果、突然そのような「シルバーマン、シルバーチルドレン」が街に現れるようになった、と書いてあった。

例えば似たようなストリートパフォーマンスを、大都市の街角で見たことはある。しかしジャカルタで、夜、危険を顧みず車の直前に立ち、しばしの直立不動パフォーマンスをしたのち敬礼して終わるその演出は、2020年当時の人間社会においては、以前のそれとは全く違う意味を帯びていた。

銀色の体は「極限状態にある人間」という鏡となって、その体が受け入れざるを得なかった暴力を車のヘッドライトの反射によって何倍も輝かせ、世界へ「見せ」ようとする。そうやって彼らは、どこまでも独自に、己ひとつの体のみで困難に抵抗する。

それは、私たちの価値観を根底から揺さぶるような「表現」だ。過酷な状況にまでおい込まれた彼らの、身を斬るような行いをこのような視点で捉えるなど許されないことかもしれない、でも時にここまでの抽象度によって訴えうる次元の問いもあると思う。それはなんと確信に迫ることだろうか。

生きる力において、私の方が何倍も貧しい。

コンテンポラリーなる時間に生きる、私たちの生身の、ひとつの体はいったいどのように問われているのだろう。切断された脚、吹き飛ばされた首、血まみれの皮膚、世界各国から今やリアルタイムで報告される、それらの凄惨な光景をあらゆるデバイスで直視しながら、自分の体を考える。応答せよ、と。

PVsozai-05.jpg
tsukahara.gif

(アーティスト/contact Gonzo メンバー)代表ディレクター

関西学院大学文学部美学専攻修士課程修了後、NPO法人ダンスボックスのスタッフを経て、2006年パフォーマンス集団「contact Gonzo」の活動を開始し国内外で作品を発表。個人として2020年演劇作品『プラータナー:憑依のポートレート』におけるセノグラフィと振付に対し「読売演劇大賞」スタッフ賞受賞。現KYOTO EXPERIMENT共同ディレクター。

shiga.gif
Lieko.png

(写真家)ディレクター

2008年宮城県に移り住み、その地に暮らす人々と出会いながら、人間社会と自然の関わり、死の想像力から生を思考すること、何代にも溯る記憶などを題材に制作。2011年、東日本大震災での沿岸部における社会機能喪失や、厳格な自然法則の体験は、その後の「復興」に圧倒されるという経験に結びつき、人間精神の根源を、様々な制作によって追及しようとした。

yang2.gif
Yang.png

(美術家)ディレクター

1984年、神奈川県生まれ。絵を描く、文字を書く、鑑賞するなど、人間特有と思われるような行為を、機械に代替させる作品で知られる。近年の主な展覧会に、「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」(森美術館、東京、2022)「遠い誰か、ことのありか」(SCARTS、札幌、2021)などがある。

Nextream21
かつてなく自由にダンスを名乗るための煙が立つ会

 

お問合せ:info@kemuri-ga-tatsu.com


主催:一般財団法人六行会
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成]
後援:品川区、品川区教育委員会,公益財団法人品川文化振興事業団

ACT_logo_背景透過-01.png
一財六行会 記章・ロゴ_edited.jpg
  • Instagram
  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube
bottom of page